苦福笑い

君ね、大体スタートダッシュなんかでは決まりゃしないんでね。 新年ってのは願節だと割り切ってまだまだ続く正月を開幕前ステちゃんこ、もしくは強P強百烈発動鬼無双CAなどで楽しんでおります。 もしくは、ホバーS近S遠S大木やらホバーHS6HSケミカル*nを選…

いい曲〜☆

怯えるフグの夢を見て黄金色の朝を迎える。 具体性に欠けた自由を標榜することも、他人の自由を阻害することも同じ呪いだと私は考えそれらから遠ざかるように消え去る人々の背中を沢山と見た。 贋実は見極める必要がある。 夢だと言うのだから夢なのだろう。…

で?

回転ドアのすぐ裏、共有の屑籠に一通の封筒を見つけた私はそれを急ぎ懐に隠し、濡れぬよう小走りでうちへ戻る。 偶々見つけたのでは無く、起き抜けの空気が普常の歪みを知らせた。 一体全体俺が何をしたって言うんだ。 まぁそういう内容の封筒だ。 誰の所に…

雹廊

今の私が言葉は結局有限だという落胆を言葉にすれば空虚しさを付け加えてしまうだけだから、これをして折り返し地点と呼ぶ。だってこれは恋心の謳い文句だろ?

傍若の捨て駒足りてミケランジェロ

タイトル通り。

終わりにしか書けないこと

一週間前に吐いたゲロに虫が湧いている。 一度だけパスタを茹でた鍋にカビが生えている。 ベッドルームまで黒い塊が小さな足跡のように続いている。 空気が人の形に凹んでいる部屋の中で俯いたまま宙に浮かんでいる時、ふと目をやると時計の電池が切れていた…

そこに落ちる事が出来なかった君達。

一歩、二歩、三歩と徐々に血の気が引いていく。 それは誰にでも薄らチクリと頭を過った事があるだろう自分から失われた、または鈍った六感と元々備わりの無い脳へ出した色気に後後違う手段で触れる度に起きる貧血のような症状だ。 そうして背中を丸め、俯い…

なすすべ

私の家の目の前にある中華料理屋は全テーブルに黄ばんだ灰皿が置いてある。 あと一歩で壊れる椅子に座ってタバコに火をつける。 NHKがけたたましい。 真っ黒なエアコンから異常に冷たい空気が吐き出されている。 短くなるタバコに宿る時の中で腐った水道水を…

黒く滲む紅天を逆さに、零れ落ちた露をひらう

無意味が抜け落ちてエアーを纏う。 幸運を訝しがる人の群れに落ちる極小の針を飲み込みながら階段の縁に指を掛けてリズミカルに駆け上がる豚どもの耳に、吐瀉物の中で蛆虫が身を捩る音が鳴っている。 馬鹿馬鹿しいな。 気味の悪い色の靴を履いてカビたコンク…

小ベンキズムを模したザメンホフへの手紙

幾つかのルールのうちの一つが人格的な軽蔑を向けられた際の反射的な反応についてだ。 また別である不可思議についてのガイドラインは別項目だがデモクラシーとキャピタリズムとはとどのつまり殺戮ショーによって引き起こされる悲喜交交を内包したエンターテ…

春は曙。水は幻。

如何なる個人的集団的社会的要因であろうと自由な発言、行動や意識の決定に半歩でも踏み込まれる事に人よりも何倍も何万倍も気を使ってきたしこれからも永遠に自由決定をする為にであればそれら要因全てに対して否を突き付けるのが私のアイデンティティであ…

塩田

暑いが、日が出ていたらマシか。 ソビエトポップ。 ポストパンクからポストを取ってもパンクでない、残るのはアンチ商業的なアートイズムだ。 今日それについて説明を失敗した。 つまり、幽霊画と幽霊の違いについて存在の意味を取り違えてしまったのだ。 例…

寝樹は玄関から出られずの話

そこらへんに転がっている悲劇にも主役が居る。その中から一つを私なりに書きたいと思う。 彼、または彼女はよく他人の目を気にするのをやめたいと漏らしていた。言葉には必ず裏がある、私はそれをどれだけ重篤なものか計り知れずにいた。 春夏秋冬の境目を…

脇目も振らず

欠伸をしている自分を客観的に見るための準備として、まずブルーライトから身を守る必要がある。逆光により薄い紙きれですら浮き上がる為だ。 そこで私は160円を軒下に投げ込んだ。 蜥蜴が咥えて運んだ先に件の鏡があるということは昨日の雨によって明らかに…

信用スコア

目を閉じる。 クロックアップによる加速を体感する。 そうやって何度も暗い部屋の中で瞬きを繰り返しているとその度にパラレルを縦に移動していると気付く。 二次表現と三次表現を錯綜させるコラージュにより点と線が醜く足掻く、厚みの無い面が二枚すれ違う…

連続性について

エネルギーの処遇に困りはしないか。 エッセンスの話だけどね。偶にあるだろ? ビタミンとの言語的な関わりについて私が誰にも相談しないのと同じくらい飾りは不自然だが彩りは自然だ。君達が後者を選んで過ごせることを心から祈っている。 さて、ご挨拶。最…

などと。

虚仮威しに過ぎないそんなものがのっしのっしと二人力で頭を捻った数時間のち、君達は静かなトーンで講釈を垂れていた。レンズの中にある記憶が呼び起こされて吐き出したのは、見守る合間だけ行為は好意を帯びるとビルの合間で身を守る事をトーン棒に許され…

香に迷う、蟹魔導

私は昔から嘘つきである。 自覚の上に塗りたくる恥について赤面する夜を幾度か越えて嘘は技術を帯び、遂には私のアイデンティティとなったのです。 私の生まれた1940年10月11日の六花市では世代間闘争のクライマックス真っ只中であったという。 激しい怒号の…

ベンゼンメクラムシ

高潔故に苦しまなければいけないという自己評価に塗れた腐った社会においての役割分担を連結と捉えて盲牌。 不可不可のベッド。 擬挫擬挫の歯牙。 脳味噌を動かさずに眠りにつくばかりで思い付くままの想いも丸で如何にも遠くを観ているかのよう、膨らんでは…

蘇鉄は金物にて育ち

クリスタルという言葉の持つ輝きは実物よりもクリアであり、それはニンニクの香りを味が超えない郷土料理に近いものがある。 約束を破ってはいけない理由は罰の存在でそれ以外に理由は無く、エネルギーとは変換されて使われるものである。 引いて見れば結束…

サフランという獣のお話。

哀しみは言い換えるならば、窮屈に迫る壁のようなものです。彼は続ける。 皆等しく哀しみ、皆等しく喜び合う。それら全てが謹みであって何が間違いであろう。ハンカチには裏も表も無いのだ。 なんということか毎日というサイクルが彼を壊してしまった。サン…

ビスキュヘッドさん

そこそこの値段がついた。最終的には黒い自動車。それでは損害の支払いは一月以内でと電話口で伝えられた時には私は一つもお金を持っていなかったし、インターネットで必死になって臓器を売る方法を探していた。10代から20になる直前後の私の実話である。の…

青のポータルから来て、普通にオレンジ。

地下で行われるバーチャルの鑑賞中、空腹を覚えた私は食い物を探しに三十六景に飛び出した。 緑色に輝く海が呼ぶ声に導かれ、直径50歩ほどの入り江に立ってみる。508時間ちょうど待っていると、空腹の私にふんと良い匂いが届けられた。思想家曰くの楽しい時…

12秒の秘密について君の知る事僕の知らない事

巨悪について考える。キャタピラが踏み潰している世界の事だけを頭に浮かべると、壁一面の悪戯書きの中から溢れ出た卑猥な言葉による罵倒が自分のカケラを差し出して教えてくれた。巨悪について考えるんだ。花の無いサボテンが溶けている。前脚を必死に動か…