苦福笑い

君ね、大体スタートダッシュなんかでは決まりゃしないんでね。

新年ってのは願節だと割り切ってまだまだ続く正月を開幕前ステちゃんこ、もしくは強P強百烈発動鬼無双CAなどで楽しんでおります。

もしくは、ホバーS近S遠S大木やらホバーHS6HSケミカル*nを選択、もしくは下段拓とスカシ拓を押し付けるに至ったりなど。

 

しかし確かに撒いたとはいえ同じ種からこうも違う芽が出るとは全く想像していませんでした。

土が違う、水が違う、因が違う、果が違う。

謙遜の一個向こうの言い方をすれば思い上がりなど含めてあまり軽く扱っているつもりは無いのだけれど、扱われ方にしか生きる意味を持たないポン菓子どもをせせら笑っているのが滲んでしまったことが反省か。

 

私は層であって彼もまた層である。

しかし層が一枚分またあなたであることを当たり前の感覚として持つことが肝要です。

 

データの節約に頭を悩ませた一昔前がわたしにもありました。

老いていく頭にその時と同じ節約術が役に立ちます。

 

まぁでも話を戻すと、流石に私は私を責めることは出来ない。

完全皆無。

明確に何かを踏み違えたとしてもです。

省みるというのは他人の為にやることで、他人は私の為にと結ぶ。

個を分かつ薄皮の話だ。

 

たらばよ。

たらばとてとも言いますけどね。

あなたがご存知かどうか、私は常々想い考えておりまして。

いや寧ろならばそのあるいはとも言える所は、皆同じようにそこの切磋を研鑽しているのだと信じています。

紫に頭の中を染めて、それが冷たいのか温かいのか感じられるあなたが居たとして果たして私はあなたを信じることが出来るだろうか。

 

随分な勇気を出したらいいのか。

何から屈せずにいればいいのか。

ここまで言葉を尽くせば馬鹿にも分かるだろうか。

 

マザー2風に言えば

わたしにはわたしのけんぽーがあり、わたしにはわたしのけんぽーがある、のだ

憲法

拳法

 

物事ひとつひとつ。

わーかりゃしねぇって、分かるように言ったって分かりゃしねぇんだから。

いい曲〜☆

怯えるフグの夢を見て黄金色の朝を迎える。

具体性に欠けた自由を標榜することも、他人の自由を阻害することも同じ呪いだと私は考えそれらから遠ざかるように消え去る人々の背中を沢山と見た。

贋実は見極める必要がある。

夢だと言うのだから夢なのだろう。

鳩にそう書いて返事を出すと、如何にも飛べそうな翼に更なる返答が書かれておる。

そうだ。

今君がまさに無駄にした脳の空き容量部分にこそ、私がnecessaryと知る芸術があります。

それでは聞いてもらいましょう。

ペリドットパラライズで、necessary。

で?

回転ドアのすぐ裏、共有の屑籠に一通の封筒を見つけた私はそれを急ぎ懐に隠し、濡れぬよう小走りでうちへ戻る。

偶々見つけたのでは無く、起き抜けの空気が普常の歪みを知らせた。

一体全体俺が何をしたって言うんだ。

まぁそういう内容の封筒だ。

誰の所にも一度は来るだろう?

例の封筒だよ。

勿論届いたその日に青い炎で一晩燃やして役場に電話っていうルールは知っていた。

でもそんな当然のルールを疑う人間にとっては行動の為のエネルギーとして働いてしまうんだよね。

そこで、ひとまずは冷凍庫へ放り込んだ。

忘れようというメタファーでは無く、その頃冷凍するというのは聡い選択肢として持て囃されるべきものだったのだ。

笑い物として。

しかし封印すれば尚更こびりつくのが不安やそれに似た色物だ。

こびりつき、緩やかに血液に溶けて全身を巡る。

コレステロールやないか。

違うか。

終わりにしか書けないこと

一週間前に吐いたゲロに虫が湧いている。

一度だけパスタを茹でた鍋にカビが生えている。

ベッドルームまで黒い塊が小さな足跡のように続いている。

空気が人の形に凹んでいる部屋の中で俯いたまま宙に浮かんでいる時、ふと目をやると時計の電池が切れていた。

手が届かないところにあるあの時計はどうやってあすこにぶら下げたんだろう。

捲られないままのカレンダー。

減らないトイレットペーパー。

埃が積もる大きなテーブル。

くるくると回りながら初めてそれらに見上げられ、どうも哀しくてやりきれない。

選ぶことが出来たのはもうずっと昔のことなのに、今でもそれらを選ばされ続けている。

そこに落ちる事が出来なかった君達。

一歩、二歩、三歩と徐々に血の気が引いていく。

それは誰にでも薄らチクリと頭を過った事があるだろう自分から失われた、または鈍った六感と元々備わりの無い脳へ出した色気に後後違う手段で触れる度に起きる貧血のような症状だ。

そうして背中を丸め、俯いて歩いているとコンビニの奥に黒く滲んだ影がある。

近付くと大きな穴のようだ。

こんなところに人間が入れるサイズの穴があっただろうか、目を凝らすと少しのタイムラグの後消える。

見間違いかと視線を外す一瞬前にまた現れる。

注視で失するならばと視線を外す擬態を取って現れず。

それからもう二度とあの穴に出会う事は無かった。