怯えるフグの夢を見て黄金色の朝を迎える。 具体性に欠けた自由を標榜することも、他人の自由を阻害することも同じ呪いだと私は考えそれらから遠ざかるように消え去る人々の背中を沢山と見た。 贋実は見極める必要がある。 夢だと言うのだから夢なのだろう。…

回転ドアのすぐ裏、共有の屑籠に一通の封筒を見つけた私はそれを急ぎ懐に隠し、濡れぬよう小走りでうちへ戻る。 偶々見つけたのでは無く、起き抜けの空気が普常の歪みを知らせた。 一体全体俺が何をしたって言うんだ。 まぁそういう内容の封筒だ。 誰の所に…

今の私が言葉は結局有限だという落胆を言葉にすれば空虚しさを付け加えてしまうだけだから、これをして折り返し地点と呼ぶ。だってこれは恋心の謳い文句だろ？

タイトル通り。